篁あろんは日々こんな感じのことを考えていたのです。
和歌山のとある中華そば屋で「お持ち帰り」で中華そばを買って帰ってきたのだが、なんと丁寧なことに作り方の説明書まで入っていたのであるが、読んでみるとこれが大変なのである。困ったことになった。
そこにはこう書いてあったのだ。スープを入れた容器の代金は戴いておりませんので次にお越しの際にはお持ち戴ければ幸いです。おおたいへんだすぐにでも帰しに行かなくては。しかし帰しに行ったらまたラーメンを食べてしまうではないか。あの匂いに抗うことなど不可能なのだ。困った。ああ困った困った。
昨日の日記へ続く...
ラーメンを食べに和歌山へ行く。
ずっとむかしに日記で書いたが、もともとわたしはラーメンを食べるために免許を取ったようなもので、今日はつまりやっと本来の目的を達するときなのである。発起人の邪神と、運転手のHIPochi、元知り合い、殺界の四者は近畿道で、わたしは潮崎拓未と流星サムソンを拾って阪神高速から、それぞれ和歌山を目指す。いざラーメン。
途中、阪和道へ入り岸和田SAで合流してから最初の店を確認して出発した。
出発して順調に走っていたのだが、順調に走りすぎてついうっかり降りるべき和歌山ICを通り越してしまう。しかたないので次の海南東ICで降りて一般道で和歌山方面へ戻ったわけなのだが、久しぶりに和歌山ラーメンが食えるので浮かれてしまったようである。いやしっぱいしっぱい。
目的のラーメン屋へ行くとHIPochi運転の別働隊はもう着いていて並んでいた。ラーメンを食べつつ話しを聞いてみると別働隊のほうは和歌山ICを通り越し、海南東ICも通り越し、海南ICまで行ってしまい引き返してきたのだそうだ。それも車の中であほな話しをしていて降り口を見過ごしたからだとか言うのだ。なんと、降りるところもわからんとは。あほとちがうか。
なに、海南東ICがどうかしましたか。
その後も適度に身体を動かしたりしながらラーメンを食べ続け、腹いっぱいで大阪へ帰り着いたのは午前四時ごろであった。
それにしても和歌山というところは実にラーメン屋が多い。正確には和歌山県下では中華そばと呼ぶ店が多いのだがどう違うのかはぜんぜんわからん。ラーメン屋が修行を重ねてレベル12になると中華そば屋に格上げ、とかたぶんそんな感じだと思う。
今日はとても驚いた。凄いことを知ってしまった。
今日はとても重要な日だったのである。
これは世間ではあまり知られておらず一部の人たちの間で秘密にされていることなので公表すると困る人もいるかもしれないのだが言わずにはいられない。今日わたしが昔働いていた会社から郵便が届けられて知ったのだが、実は世間の真っ当な社会生活を送る人のあいだでは今日はなんと給料日。お金が貰えるのである。道行くあの人も電車で眠りこけるこの人も今日お金を貰ったのである。どうじゃ凄かろう。ああびっくりした。
次に出す本の打ち合わせのために潮崎拓未の家へ行く。内容とタイムスケジュールを確認して、次ぎも必ず出来のいいものを創るぞと皆で堅く心に誓い、血判状を押し生贄を捧げ万歳三唱して終結する。
元知り合いがユニバーサルスタジオジャパンに行ったらしく、土産を貰ったのだが、キャンディーだった。色が付いた細長い飴をくるくると巻き、それに棒を突き差した、Drスランプでアラレがよくくわえていたあれである。なんじゃこりゃと思わないでもないが、身内で「お土産」というと大抵どうしようもないろくでもないものしか買ってこないので、それを考えるといくらかまともなものと言えなくもない。
あ、なに、彼女の進言? けっ。
車をぶつけてしまったため、たいそう凹む。
先日は失礼しました。じつはあのとき、部屋の壁を八本足の生き物が動き回っていたのだ。と言っても蛸ではない。ここは明石ではないので部屋の中には蛸はいないのである。足の数がやたらと少ない百足とかそういうわけでももちろんなく、蜘蛛である。
蜘蛛、と漢字で書いただけでもやたらと気持ちの悪いのに、それが部屋の壁を這い回っているなどというのはああもう。
そろそろ暖かくなってきたのでいろいろと出てくる季節である。蜘蛛はもちろん、アブラムシ (大阪ではゴキブリのことをこう呼ぶ) とか蛇とか熊とかヤリイカとかスベスベマンジュウガニとか江沢民とかこの暑いのにコート着て歩いてる人とかこの世には絶対の幸福があると信じてる人とか隣の奥さんが電波を送ってきてわたしを胃潰瘍にするのですとか。
みなさんも気をつけたほうがよろしいですぞ。
今日も部屋の片付けに余念が無い。と言うか他にすることがあんまり無いのだ。就職活動てなんやそれ食ったらウマイのか。
部屋を整理するために近所のホームセンターでちょっとした書棚とか書類棚とかそんな類いのものを物色して、本屋で本を見まわって帰ってくる。ホームセンターだけ行って引き返してくればいいものをついつい本屋も寄ってしまい、そしてまた本屋へ行くたびに本棚の肥やしが増えていってしまうのである。せっかく休養中に本を処分していってるのに、これでは空いたところに別の本が詰まっていくだけである。
これでは、ん?
ぎゃー!
平日の昼間、この天気の良い日に仕事などとああなんと可哀想なことか! などとすっかり無職生活に浸りきったことを考えながら部屋の片づけをしていて、おもしろいものを発見した。専門学校のときに授業で使ったプリントの類がわさわさと発掘されたのだ。一応、ノートにとったものは整理して置いてあるのだが、プリントはほったらかしにしてそのままだったような気がする。
出てきたプリントはいま見ても有用な情報が多くて、読んでいてそういえばこんな事もしてたなあと思うのだが内容は殆ど覚えていなかった。これもちゃんと整理してみようと思う。時間はある。
はっぴぃさんとラーメンを食べた。
待ち合わせている三ノ宮へ行くとはっぴぃさんが買い物があるということで「ゆざわや」という手芸用品店に入る。手芸用品店と言っても地上7階建ての大型店である。以前 SEIDEN だったところが半分この店になったと言えばわかる人にはわかると思う。
はっぴぃさんは色付きのセロファンを探していたのだが何処にあるかよく分からず、店員に聞いてみたのだが、ここの店員は棚の商品を整理しながら顔も見ずに「6階です」と言うのである。なんじゃこのババアは失礼なと思いながら6階へ行って、詳しい場所をそのへんにいる店員に聞いてみたらこの店員もまた目を合せずに「あちらの奥になります」とのたまうのだ。客商売に従事しているとは到底思えない態度である。人と話をするときは相手の目を見て話しましょうねと小学校で先生が教えてくれなかったのだろうか。あの、すこぶる態度が悪いと評判の LOFT の店員でも、もうちょっとマシな対応ができるはずである。なんというか、わざとこういう人格に問題のある人間を集めているとしか思えない。面接のときに「趣味は OS のインストールです」とか答えたような人間ばかり選抜したのだ。まちがいない。
まず一軒、ラーメンを食べたあと、こんどは潮崎拓未くんも一緒にもう一軒ラーメン屋へ行った。どういうわけか潮崎は乗る電車を間違えて、へんな所から電話をかけてきたのでちょっと遠回りなどしながら。でも運転していたのははっぴぃさんなのでわたしは横で笑うだけなのだった。
ラーメンのあとガストへ行っていろいろ有益だったりきちがいじみたりするような話をした。普通の会話は無かった。
今日は実に久しぶりに本町にある会社まで出向いてきた。名刺とか保険証とかいろいろと返還しないといけないものがあるのだ。サラリーマンというのは面倒くさいもんである。
顔を出して還すものを還したらもうすることはなんにも無く、いてもしかたがないのでさっさと帰ることにした。滞在時間はおよそ25分。前の会社でもそうだったが、辞めるときなんてのは入るのに比べたら実にあっさりしたもんだ。
外に出るとほんわかと暖かい実にいい日和で、どうせひまなのだしと思い大阪駅まで歩くことにした。
たぶんあっち、と方向を見定め、ひまなのを良いことにゆっくりゆっくり歩く。歩いていた時刻がちょうどお昼時と重なったようで、制服姿のサラリーマンやOLがお弁当を持ってうろついてた。いつものことなのか、この季節だからなのか、公園で昼食を摂るようだ。もう桜は満開であった。
独り弁当も持たず、片手にゼロ・ハリバートンを抱えた男が、桜を見上げながら公園をさまよう姿はいま考えてもじつに哀れである。
そして舞い落ちる桜の花びらを見ながら思うのだった。ああ今年の桜の季節もまた無職か…
ついにと言うかやっとと言うか今日で仕事は終わりである。
「今日でこの職場ともお別れやなあ」とでも思うところだと思うのだが、感慨も郷愁もまったく無い。五ヶ月しかいなかったらまあこんなもんか。
そうは言ってもいくらひどい会社とはいえ、共に苦労して仕事をしていた仲間もいるし、ほかにもいろいろとわたしにも心残りなこともある。四月からくる新入社員の中にかわいい女の子がいるかどうか確かめられなかったなどという些細なことではなく、同僚たちのこれから先の仕事の大変さを思うと遺憾である。いつも乗っている電車に途中から乗り込んでくるおそらく大学生だと思われる女の子が可愛いらしくこれからはこの電車に乗ることも無いのでもう見ることもないのは残念だという事などどうでもよく、暫くの間はまた収入がないのだ。つい最近中途採用で入社した女の人がなかなか面白そうな感じの人でちょっといろいろ話しをしてみたりしたかったのにその機会も無かったなあといったことに至っては本当に小さなことで、これから就職活動をいろいろと考えなければならないのだ。
まったく残念極まる。
出勤するのも今日を含めてもあと二日になって、愈愈だらだらして身体に力が入らなくなってきた。と思っていたのだがどうもこのだるさは風邪の前兆らしく、身体がみょうにふわふわするのである。昼間など、ふわふわとしてどうも雲の上を歩いているような感じがするなと思っていると感じがするどころか本当に雲の上を歩いていて驚いた。そのままあても無くふわふわ歩いていたものの、巨大な家に金の鶏がいるわけでもなく、巨大なロボットの住んでいる空飛ぶ島に出くわすでもなく、雲のブロックでお城を拵えたわけでもなくちょっと残念。
生まれてはじめて、小説を読んで、泣いた。
先々週の末で定期が切れてしまったのだが出勤もあと二週間のことなので回数券を買ってしのごうと考える。その回数券も先週末でちょうど十一枚使い切ったので、ではあとの一週間も回数券をと思ったのだがここでふと考えた。回数券だと十一回列車に乗れてしまうわけである。通勤はあと五回しかないので最後に一枚余るうえに、残り一枚ということはつまり片道しか乗れないのである。もともと十枚分の金額で十一枚切符を手にしているわけでいいといえばいいには違いないのだが、それでも手元に使い道の無い片道切符が残ってしまうのがとてももったいないような気がしてしまい、しかたがないので今週は切符で行くことにした。
最寄の JR の駅で切符を買って京田辺へ向かい、今度は新田辺から近鉄に乗り換えて京都へ行き、更にまた JR に乗り換えて野洲に到着し、会社に入った時に気が付いた。
近鉄の定期だけ月末まであったのである。
なんで近鉄だけうまいぐあいに月末まで定期があるのかはさっぱり覚えてないのだが、定期がある以上今月は近鉄電車には乗り放題だったのである。JR だけ切符を買えば近鉄は定期券で乗れたのに、新田辺から京都までわざわざ二百三十円払ってしまったではないかなんと阿呆なことをくそっ。もともと近鉄の定期は一ヶ月に十九回以上往復しないと元が取れないほど高いのでそれだけでも腹立たしいのに、今月はこれまで三回休んでおり既に赤字になっている。そのうえわざわざ無駄な切符を買ってしまいこれはもうめちゃくちゃに口惜しい。
二百三十円というとチロルチョコにすると十一個と半分、うまい棒だと二十三本、勤務時間にして約十分もの損害である。ああ、この怒りを誰にぶつけてくれようか。
とりあえずちょっと勤務表 (以下検閲により削除)
週末の休みの間、予定どおりに用事をこなし無理することも無く、おかげでしっかり寝ていたわりに身体はだるいのである。なぜでしょう。寝ている間に本人の預かり知らないところで宇宙の意思によって身体を酷使するような仕事でもさせられているのでしょうか。不思議ですなあ。
だるくてなんかやり残したことがあるような気もしないでもないのだが、これはたぶん気のせいだと思う。
昼過ぎまでゆっくりたっぷり寝て、寝すぎて眠い。
さて同人誌の整理でもするかと本を寄せ集め始める。集めて積み上げ拾って積み上げ寄せて積み上げる。そう言えば寄せて上げてとか言うてやたらと宣伝してたブラジャーがありましたが、あれ最近見ませんなあ。結局乳房なんてのは脂肪の塊なのでどこからでも寄せ集めて持ってきて、これは胸です間違いありませんわたしの胸はここまであるのですと言い張ればそれは胸だと認識してやらないといかんのでしょうか。俺は形のいい小ぶりの胸の方が好きだがなあ。
えーと、何の話しでしたか。
あまりにも汚くてちょっとこれはたいへんであるなというぐらい汚れていたので車を洗うことにする。埃が白く積もっていてこれはこのまま人通りの多いところに停めたら、帰ってきたときにはボンネットにうんこと書かれること間違いなしである。水をかけて適当に磨くとあまりに汚い車がちょっとこきたない車にヴァージョンアップ。
予定どおり。
休みだそれも4連休これは嬉しい体が休まる、と思い連休中の予定を立てることにする。なにおまえほとんど仕事してないくせに体を休めるもないやろうなんのことかな聞こえんきこえん俺はしんどい。しんどいしんどいあーつかれた。
今日と明日は既に予定が入っているのであとは月曜日と火曜日である。どばーっと車を洗ってどばーっと部屋の同人誌を片付けてどばばーっと就職活動をすることにする。よし完璧。
で土日は例によって相変わらずいつもと同じくまたしても凡庸に過ごす。
運転ラーメン運転日本橋運転ラーメン運転うちあわせ睡眠運転睡眠。例によって道に迷ったし相変わらずエンストしたしいつもと同じくよく寝たしまたしても話しはあほまるだし。まったく凡庸な週末であった。
予定どおりである。
日曜日の話。
すこし前から家を出て近所で一人暮らしをしているすぐ下の弟がちょっと帰ってきて、飯を食ったり洗濯をしたり料理の話しをしたりした後炬燵に潜り込んですっかり寝てしまった。夜になってようやく起き上がってきたので母親が、あんたよう寝るなあほんま昔から春眠暁を憶えずとか言うてやなとか言い出し弟が、なんやそれなんのこっちゃ暁て何やとか言うので「なにがーなんでもー」と歌ってやると、母親は一瞬の間をおいた後爆笑しておった。え、なに、何のことかさっぱりわからん? やっぱりなあ。
プログラムにコメントを付けるのに「いい加減やなぁ」というのが英語でどう言うんだったかと翻訳ソフトで調べてみたところが "The good addition and subtraction"。なめとんのか。
あー就職活動せないかんがなどないすんねんまた無職やがなえらいこっちゃ金も無いのに、と思うのに会社に来るとなぜかぐでーっとしてどうでもいいことばかりしてしまう。必死になって検索エンジンで室山まゆみのことを調べとるような場合ではないというのにっ。
ほんとは今日も休みたいのだが、昨日電話をしたときに「あろんさん (仮名) 今日もお休みですか。早く治って下さいね」とかなり厭味な口調で言われてしまい、仕事は殆ど無いのだがなんとなく来てしまう。まあ昨日休んだことで有給を使い切ってしまったことでもあるし明日は休みだからまあいいや。
しかし本当に仕事が少ない。ヒマなので今こうして日記を書いているぐらい仕事量が少ないのである。出社するなり「変更が溜まってるよ」と言われたのでまあぼちぼちやろうか程度に思いながら打ち合わせをしてプログラムに修正をかけたのだが、20分で終わってしまった。自分のプログラムの修正なんだから早く終わってあたりまえだと言われればそれまでなのだが、一応これでも最初にプログラムを書いたときには後々のメンテナンスのこともちゃんと考慮しているわけで2週間前の俺よご苦労であったといった感じである。サンプルプログラムを全部破棄して書き直しただけのことはあったというもの。
風邪をひいて寝込む。
食欲が減退するほどの風邪は久しぶりである。平熱があまり高くないので 37.5 度でもかなり苦しいのだ。
殆ど何もせず、TECH B-ing を読んで寝る。
お昼ご飯を会社の同僚のひとと一緒に食べに行ったりするのだがこれが非常に気持ち悪いのである。レーンからごはんとみそ汁と焼肉と漬け物とお茶を運んでくると、席に着くなり焼肉を食べ始め、焼肉が全て無くなったら今度は漬け物を平らげそしてみそ汁を全部飲み干すのだ。そうしてご飯以外のものを綺麗にお腹に収めてからおもむろにご飯を食べ始めるのである。おかず無いのに。
これがもしサンドイッチだったりしたらベーコンもレタスもトマトも全部先に食べてから最後に残ったパンだけぽそぽそ食べるようなものであるし、もし焼きそばだったらキャベツも肉も青海苔も全て食べ尽くしてから最後にそばを食べるようなものである。
そんなことをして美味しいですかなどとも聞けないので黙って見ているのだが。
思うにこれは小学生のときの給食でご飯が出たときに嬉しさのあまりご飯を最後に残していたら、なんやおまえご飯嫌いなんか代わりに俺が食うたるわうわあなにすんねん俺のご飯やんけ〜っとかそういうトラウマかなにか。
この日は宮内タカユキライブ in 日本橋ジャングルの日であった。
もともとジャングルのイベント用スペースという場所は、ちょっとした上映会やら小さなオークションやらとかいったことに使うような小ぢんまりしたところで、なぜこんなところでライブをと言うほど外部に音が漏れる。店の前のシャッターを開けるとそのままステージが見えてしまうというような所で防音も何もあったものではない。整理券を貰うために朝早くから並んでいたが、リハーサルの音も筒抜けで向かいのマンションの住人にはさぞ迷惑なことであったろうなあと思うのである。
イベントそのものは、えーとまあ多少のことはあったもののそれなりに進行して良かった。銀牙 ―流れ星銀― も聞けた。
例によってこういうイベントのときには、ケーキと一緒に詰められたドライアイスかはたまた煎餅に入ったシリカゲルかというぐらいどこへ行っても必ず現れては一人で喋りまくって一人で笑って一人で帰っていくというちょっと頭の愉快な人も多いのだが、そんなことは無いわたしのようなちゃんとした人も居るので安心して行けますぞ。次はみなさんも一緒にどうですか。なに厭ですと。なんでじゃ。
ドリームキャストが \9,900- になったので買ってみる。
値引きをされてずいぶんと安くなったので全国的になんとなく買う人が急増し、顔は真っ黒目の周りは真っ白ついでにアタマも真っ白な高下駄を履いた生物までがべつにぃ買う気は無かったけどぁなんとなくぅーチョー安いしぇーへはははははとか言いながら sofmap の袋を抱えて原宿なんかを闊歩し、これを見たテレビ局のあほなプロデューサーなんかがいま若い子の間ではドリームキャストがブームっスよ次の特集はコレいきましょうよコレなどと全国放送でどうでもいいことを長時間垂れ流し、田舎の純朴なってそれはただ世間知らずなだけだろう純朴って言えばなんでも許されると思いやがってというような女子高生(体重75キロ)は騙されて自宅から車で45分もかかるおもちゃ屋まで行ったのに既に売り切れていて、しょうがないのでこの体重75キロは付き合っているニキビで坊主頭の野球部男子なんかにわたしぃホワイトデーにはドリームキャストが欲しいなぁなんて言ってしまったものだから言われたこの単純な野球部男子はドリームキャストを探すのだが、どこを探しても見つからずどうしたものかと思いながら歩いていたら新品のドリームキャストを前籠に積んだ小学5年生が自転車で前から走ってきてオイ待てよそのドリームキャストよこせやとかいう事件まで起こるほど売れてしまい大変なことになったりしないかなあ。
そろそろ動きはじめないとまただらだらと無職の人になってしまいそうで怖いが時間と気力が無いのです。しかし時間や気力より、もっと厭なのはまた今の会社のときみたいにあっさり決まってしまって入ってから凹むことなのでそれなりに時間をかけてみたくもあり、かと言ってお金も無くどうしたものかと困ってしまう。
なんとかしないとそのうち首が回らなくなってしまうなあ。自由気ままに暮らせて金の心配をしなくていいようなそんな仕事どこかにありませんか。